ヘビーキャロライナリグ(通称:ヘビキャロ)
頼りすぎると楽しくなくなるリグなのですが、おかっぱりで大型サイズを狙おうとすると、どうしても必要になる「ヘビーキャロライナリグ」.管理人的には苦手で、どちらかと言うと嫌いなリグなのですが、『釣りにくい昨今』避けては通れないということで初心者バサー向けに紹介します.
・どんなリグ?:重いシンカーで遠投し、その先にノーシンカーのワームを漂わせる仕掛け
・使いどころ:岸から近い距離の釣りが成立しないとき.沖のブレイクや深場を狙うとき
・シンカーの役目:水深、湖流、地形、底質を知る「魚探」
・初心者向けのシステム:シンカーが本線を動く可動式
・基本の動かし方:ゆっくりのズル引き&ポーズ
ヘビキャロが有効なパターン
ショートレンジの釣りが成立しない状況は、すべてヘビキャロが有効なパターンになります.岸から近い場所に魚がいない、沖のブレイクやウィードエリアまで届かないと話にならない、そんなときの切り札です.
ヘビキャロを使う前に
使い込むと自然に理解することなのですが、ビギナーが中級に飛び級するために、2つの基本イメージを頭に入れておくと上達が早くなります.1つ目は、シンカーが魚探の役目を果たすということ.2つ目は、シンカーから先のワームに伝わる魚のアタリや感触です.ビギナーのうちは特に前者、シンカーの感覚を意識することが大事になります.ヘビキャロのシンカーからは、①水深、②湖流、着底後の③地形、④湖底の状況、少なくとも4つの情報を得ることができます.
①水深:ヘビーウェイトのシンカーなので、着水から着底までの秒数でおおよその水深が分かります
②湖流:水深があるフィールドだと、沈んでいく途中で仕掛けが流される=流れを感じることができます
③地形:シンカーをズル引くことで、ブレイクラインやフラットなど地形の高低を感じることができます
④湖底:砂地、ヘドロ、ハードボトム、ウィード、岩礁帯・・・湖底の状況、変化のポイントを感じることができます
情報の95%以上はシンカーから得られる情報で、最後の魚のアタリは5%未満の情報というイメージになります.
釣れる理由
タックル、ラインはヘビーですが、実際はノーシンカーリグということです.もちろん、完全なノーシンカーリグではないですが、シンカーより先はノーシンカーリグになっているんです.50m先でノーシンカーリグの釣りをしている、そんなイメージの釣りになります.
ヘビキャロのシステム
ヘビキャロのシステムはいろいろありますが、ビギナー向けのお勧めは可動式ヘビキャロシステム.究極ではなく、ビギナー向けの最適システムを紹介します.

ヘビキャロの基本は3点式(三又のスイベルにシンカーを付ける方法)ですが、ビギナーには可動式を推奨します.シンカーが本線の上を動くので、魚がワームをくわえたときにシンカーの重さが伝わりにくく、よりノーシンカーリグの感覚に近づきます.
1.本線(メインライン)に、シンカーを付けた遊動スイベルを通す
2.本線の先にスイベルを結ぶ(シンカーのストッパーになります)
3.スイベルの反対側にリーダー(ハリス)を結ぶ.長さは1~1.5mくらいから始めるのが一般的
4.リーダーの先にオフセットフックを結び、ワームをセット
リーダーを本線より細くしておくと、根掛かりしたときにリーダー側から切れるので、シンカーやシステムを丸ごと失わずに済みます.
シンカーの重さは、琵琶湖の遠投ポイントでは1oz(約28g)のリザーバーシンカーが定番でした.最近は2oz(約56g)というとんでもない重さを投げるアングラーもいるようです.管理人が5/8oz(約18g)で試し投げしたときは、DCリールでおよそ70m飛びました(23アンタレスDCMDインプレ).
ヘビキャロのタックル
ロッド:MH以上
リール:投げるラインを100m以上巻ける
ライン:10lb以上くらい
リーダー:8lb以上くらい
タックルの基本は、狙う魚を獲れるシステム.ロクマル以上を捕獲したければそれなりのシステムになります.タックルの強度は後悔しないレベルの自己判断になります.管理人がバイブレーションの釣りとヘビキャロ兼用で使っているロッドはシマノ20スコーピオン 1752R-2で紹介しています.
ヘビキャロの使い方
先にも言ったように、ヘビキャロのシンカーは魚探の役目になります.遠投できるため、広範囲の水深や底の状況をいち早く察知することができ、障害物やウィードスポットなども把握しやすいため、周辺にいる可能性のあるバスに口を使わせやすいリグになります.
リトリーブの基本は(ゆっくりめの)ズル引き&ポーズになります.または、ノーシンカーリグ的な要素を利用し、大きめにしゃくって、ワームのフリーフォールのアクションを演出します.
重いシンカーを全力で投げるリグです.投げる前に、後ろや周りに人がいないか、沖にボートがいないかを必ず確認しましょう.人気ポイントでは隣のアングラーとの間隔にも気を配ってください.詳しくは琵琶湖バス釣りマナーをご覧ください.
ヘビキャロが活きる琵琶湖のポイント
・和邇川河口:河口正面のシャローは超有名な遠投合戦の会場.50~70m投げて、水深15mからのブレイクを回遊する大型を待つ
・安曇川(北流):河口正面のサンドバーから遠投すると20mラインまで届く
・安曇川(南流):河口のサンドバーから一気に10mラインまで落ち込む.着底までに仕掛けが流される日は湖流が当たっている日
・今津百瀬川園地:沖の取水塔との間にウィードエリアがあり、ヘビキャロの目標にちょうどいい
・青井川:15mほど沖からウィードが張っていて、ヘビキャロでウィード周りを狙う
・湖岸緑地 田村-2:木のない北側のお立ち台から広範囲を探れる
・旧プリンスホテル前:沖の浚渫エリアに出入りする魚をイメージして投げる
逆に、西野放水路のように根掛かりが多い場所では、ヘビキャロはやりにくいので、重めのシンカーを入れたネコリグやテキサスリグが向いています.
ヘビキャロの結論
ショートレンジのインスピレーション系の釣りではなく、ヘビキャロはロングレンジの情報収集型の釣りになります.比較的、法則性を求める紳士系の釣り人が得意とする釣りと推測しています.私はどちらかと言うとインスピレーション系で、偶然や回遊を信じて釣りをするほうなので、、、=ヘビキャロが苦手なんです.
参考動画
おっちゃんの超苦手なヘビキャロですが、がんばって釣ってみました.
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ほかのワームの仕掛けはワームのリグ、わからない言葉はバス釣り用語集で解説しています.ヘビキャロとは正反対の、巻きでデカバスを狙う釣りはデカバスハンターでどうぞ.大型が狙える場所は琵琶湖ロクマルポイント、ロクマルを釣った釣行記はロクマルカテゴリーにまとめています.



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